目撃情報だけで長年確認できずにいた未知の4種類目のシャチを発見


出典:Newsweek

アメリカ海洋大気局(NOAA)の研究者たちによって、南米チリ沖で確認されたタイプDという新種のシャチが確認された。

この新種は、ほかの種類のシャチとは異なり、頭が丸く背びれが尖っている。また、目の上のアイパッチと呼ばれる白い模様が小さめ

シャチにはタイプA、B、Cがいることがわかっていたが、いくつかの目撃情報などから、もう1種類存在するのではないかと考えられてきた。

素人目から見ると違いが分からない…(苦笑)

これまでは漁師の目撃情報や観光客が撮影した写真を通じてしかそれらしきものは確認されていなかった。

1955年にも同じような形状をした新種らしきシャチが17頭もニュージーランドの海岸で座礁したことがあったが、そのときは当時の研究者たちは、単なる遺伝子変異のせいだと判断していたという。そのときのシャチもタイプDであった可能性が高い。

今回のものは群れが発した鳴き声を録音。さらにクロスボウを発射して採取した皮膚のサンプルのDNA鑑定などが行わる。分析したのちタイプDだと立証されてからになるというが、今回見つけた研究者らは期待に胸を膨らませている。