出典:河北新報
気仙沼は日本一のサメの漁獲量を誇る日本きってのフカヒレの産地として名高い。
ここではフカヒレ業者が設置した干場で天日干しの最盛期を迎えている。
この時期の湿気の少ないカラっとした寒気にさらすことで旨味が凝縮されるといいます。
地元ではこのあたり一帯に吹くこの時期の寒風を「室根おろし」と呼んでいます。
この業者で室根おろしにさらされ天日干しにかけられるヒレの数はヨシキリザメ6000枚、アオザメ2500枚の尾びれのみ。
ひれ同士がぶつかり「カラ、カラ」と音がすれば、しっかり乾燥できた証しだという。