まずはルアーの種類から覚える
チニングだけに限らず他の釣りでも使うルアーや釣り方によって
種類によって動かし方(誘い方)が違うのはご存知のとおり。異なるルアーごとに動かし方をご説明します。
一般的にチニングで一番手っ取り早くはじめられるのが「ジグヘッド」
毛むくじゃらのヒラヒラしたものがくっついたオモリのようなものに針がついたものです。
専用のジグヘッドでなくてもスナップに投げ釣り用のオモリを挟んでチヌ用の環付き針をつけただけでも充分いけます。
まずはお金をかけずにはじめたい人はこの方法もおすすめ。
ジグヘッド+ワームの場合
チニングはどの釣り方も基本投げてボトムをゆっくりと引くです。
ゆっくりとはリールの種類(一回転で巻きとる長さ)にもよりますが大体人が歩く速さを軸とするとその半分以下の速度。「忍び足」程度と思うとよいでしょう。
もちろんずっと一定の動かし方では近くにいる魚もスレやすくなってしまうのでゆっくりと一回転ほどまいたら一旦止める(ステイ)、また
←もちろん軽くです。
大きく振りすぎると魚が逃げてしまいます。
して動かしてみてください。
このとき自分が地上でロッドを振っている幅がたとえ10センチほどだったとしても水の中では、そのおおよそ倍の振り幅20センチ以上動いています。そのことを意識して小さく動かす練習をしてみてください。
これができるようになったら下記のような動かし方が可能になります。
ポッパーの動かし方
時期が限られますが5月下旬~9月くらいまでの間デイゲームならチニングでも楽しめるトップウォーター。ポッパーとフローティングペンシル。
簡単にいうと1秒間にリール一回転くらいの速度(目安です)で巻きながら、ロッドを縦にチョンチョン!ロッドを上から下へ、弾くイメージで動かします。あくまで巻き取るラインはこの上下に動かしたときにできたたわみをとるだけ。一番大事なのは決してラインを引っ張ってはいけません。
ポッパーなどのトップウォーター特有のドッグウォークと呼ばれる動きをしなくなります。
ペンシルベイトは動かし方は同じですが、使い方は狙ったエリアを広範囲に一気に探るのに適しています。
先にペンシルで辺りを探ってみてついたようであれば、あまり強いアクションではないサイレント系のポッパーに変えてみるのがおすすめ。ポッパーについてはこちらで詳しくお伝えします。▼
クランクやシャッドの動かし方
クランクやシャッドの場合、いわゆる「ただ巻き」です。
リトリーブして巻いてくるとリップに水が当たってグンッと潜っていきます。そのルアーの設定されたいちばん潜る水深まで潜航し、到達したらそのレンジを引いてきます。とにかく最初はただ巻き。
リトリーブをやめるとフワ~ッと浮いてきます。
上級者になってくるとこれを応用して途中でストップ&ゴーで一度浮かせて、再度リトリープをはじめることで食わせの間や、見せ場をつくることが可能です。
バイブレーションの動かし方
早巻きのときは文字通り、高速巻き。よくデイゲームで使うバイブレーションの動かし方だが早く巻く理由は光が差し込む明るいデイの水中などでは見切られやすいために。速攻で巻く。
このことを理解していると、「早いってどれくらいのスピード」ていう疑念もなくなるはず。
そのときの状況や場所ごとに見切られるスピードも変化します。基本は手が擦り切れるほどぐるぐる巻くです!
リフト&フォール
ボトムまで沈めてロッドを立てて浮き上がらせるのを繰り返すルアーの動かし方。使用するルアーはシーバスなどではシンキングミノーやシンペンでもやるが、ボトム狙いのチニングではバイブレーションがやりやすい。
要領さえ掴んでしまえば早巻きよりも簡単に釣れてしまうことが多い。ただし早巻きよりはあっという間に飽きてくる。リフフォが釣れるというのも広く丁寧に探ればの話なので根気よく。
■Mリグの場合
かならず一度はやってみたくなるチニングの王道的釣り方です。
これもジグヘッドと同じように底どり(ロッドとリールを伝わってくる地形を感じながら) 引いてくるボトム攻略ルアーでチニングでも定番の釣り方です。
イメージとしては泥底を這って泳ぐハゼとかのイメージでしょうか。ルアー自体の先にリップがついているのでただ底を巻いているだけでも時々そのリップが底の泥や障害物を砂ホコリをあげたりブルンとリアクションを起こし、これがチヌを誘うと言われています。
前述の「人の歩く速さ」を目安にするなら、そのまま普通に人が歩く速さくらい。チニングデイゲームではもう少し早くてもいいです。
Mリグはジグヘッドと違ってアタリが弱いので、アワセは魚側が勝手にガツンと食ってくる感じではなく、チョンとつっつく繊細な感じ。こちらからアワセを入れてやる必要があるので高弾性カーボンのファストテーパーロッドが断然使えます。
詳しいタックル情報は別ページで紹介します▼
初心者の人はなかなか感覚が身に着くまでに時間が掛かると思いますが、失敗を恐れずに何度も投げているうちに自分自身で感覚を掴んでいくこと…。これがいちばんの近道。チニングも他の釣りと同じ実践練習あるのみです!