最近巷で広まっているPEとリーダーの太さや強度のこと。
最近頻繁に聞かれるのが、ノットの部分(結び目)で切れるとラインシステムを組み直さないといけないので、それよりもシステムは残せるようにリーダーとルアーの結び目で切れるよう
のリーダーにするという選択。
彼らの言い分はこう。
・だからPEと同じ強度のリーダーにした場合結束部分で切れる
・だから結束後の70~80%のPE強度よりも弱いリーダーにしておけばリーダーの部分で切れる
だからこっちの方(リーダ強度をPE結束部よりも下げる)が、釣行時に結び直さなくてもよくなるのでいいでしょ!?って言ってるのですが。
んじゃ、あっちの方(PEとリーダーの強度を同等もしくはPE以上に)するのは?
いけないと言われているわけでもないが、実際どっちが本当にいいのか?
理由付けができたのでここで紐解いていきます。
ラインをPEにした際のリーダーの太さ
先述した2種類のPEに対するリーダーの太さの選択方法を簡単に表にしてみました。
最近流行りのノットの部分(結び目)で切れるとラインシステムを組み直さないといけないので、それよりもシステムは残せるようにリーダーとルアーの結び目で切れるよう
のリーダーにするという選択。
例えば…
※ノットの強度をPEの強度の70%~80%まで低下すると仮定して。75%で計算しています。
PE強度 | ノット強度 | リーダー | |
---|---|---|---|
PE0.6号 | 14lb | 10.5lb | 10lb |
PE0.8号 | 16lb | 12lb | 12lb |
PE1号 | 22lb | 16.5lb | 16lb |
PE1.2号 | 25lb | 18.75lb | 18lb |
自分の個人的な意見でいうと、これ大物(例えば年無しとか)怖くて狙えません。
大物が掛かった場合高確率でノットもろとも切れます。通常のFGノットでです。
だってリーダーが細すぎる(差が開いている)のでキツく締め付け難く、どうしても結ぶ時PE自体に余計な負荷がかかります。
それでも、釣行時にラインを結び変えるのが面倒というならあり!?かも…ないかも…いやなしでしょうね。
チヌ(クロダイ)、シーバス、ヒラメ、真鯛等以上に大きいターゲットに例えるとランカーシーバスや、ジギングで青物狙う人にこのようなリーダーの太さの選び方する人はいません。
Youtubeなどの動画でタックルデータ見れば一目瞭然!!
だってPEの弱点をカバーするためのリーダーなのに、それ以下のものを使ってどうする?っていう単純明快な考えです。(爆笑)
切れる位置とかどうでもいいです(笑)切れたら結び替えればいいだけのことです。
ランカー狙うなら絶対あっちの方
リーダーの太さ(強度)をPEの結束部分よりも弱くするという画期的な方法は何のために生まれたのか?誰が言い出したのかは知りませんが、結局釣行時のラインシステム組み換えの手間を省くことを目的としたものだけなのです。
そう、それだけなのです。釣りなのに大物を釣るとか、そのために強度を保つとかそんなことは考えてないんです。もう一度言います。釣りしに行くのにです(笑)
そりゃ、何度も結束していて釣りにならずに釣りに集中する時間が多少なりとも減りますが、だから何?…っていう感じ。
バス釣りとか、アジング、メバリングならそれでもいいかもしれませんね。それ以外の釣りでこのやり方が適切と思える釣りは見当がつきませんね。
これですよ!これ!
PE強度 | リーダー | |
---|---|---|
PE0.6号 | 14lb | 14~16lb |
PE0.8号 | 16lb | 16~18lb |
PE1号 | 22lb | 22lb |
PE1.2号 | 25lb | 25lb |
一昔前、PEが出たての頃はよくリーダーはPEの3倍とかってよく聞いていましたが、リーダー(PEも)の性能自体が各段にアップしてきている昨今では
PEに対してのリーダーの太さ選びはこれでいいのです!!
単純に同等かそれ以上
本気で釣りたいのか?
ラクをしたいのか?
ただそれだけです。
以上PEラインに対するリーダーの太さ(強度)の選び方でした。