2022年に日本周辺の海溝域の科学的な調査中に撮影された深海魚「スネイルフィッシュ」の映像が「世界最深部で発見された魚の映像」としてギネスに認定されました。
水深が6000メートルを超える層を”超深海”と呼びます。撮影に成功した場所は小笠原諸島の北側の小笠原海溝です。
日本近海にもこんなに深い場所があり、その場所に魚が棲んでいること自体がすごいことだと思います。
人間が潜れる深さの150倍!に潜む魚

今回発見された深さは8336メートル、8400メートルを超えると魚のたんぱく質成分の生存限界を超えるために
それより深い場所には魚はいないとされているため、魚がギリギリ生存していられる場所にいたことになります。
このスネイルフィッシュの映像はVideo of fish discovered in the deepest part of the world
「「世界最深部で発見された魚の映像」」としてギネス世界記録に認定されました。
東京海洋大学や西オーストラリア大学などが参加する国際研究グループにおいて成し遂げられました。
ちなみに8336メートルということは、通常人間がダイビングなどで潜れる範囲のおよそ150倍の深さに値します。
スネイルフィッシュとは
スネイルフィッシュが確認された超深海は
200〜3000メートル=「漸深海帯」
3000~6000メートル=「深海帯」
6000メートルを超える深海=「超深海帯」
と分けられている深海帯域のもっとも深い場所に居たことになります。
こちろんこんな深い場所に生息する魚ですからほとんどこの魚については解明されていませんが
今現在で分かっていることは、
カジカ目クサウオ科の魚類で
カイコウオオソコエビなどの甲殻類を食べているのであろうと考えています。
どのように繁殖しているのかなどそれ以上の生態についてはまだ明らかになっていません。
今後のくわしい調査研究が行われることに期待でしたいです。

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