漫画「釣りバカ大将」の作家桜多吾作ご自身も大の釣り好きであったことは知られています。
今更ながら先生の釣り歴を辿ってみると私達釣りバカが憧れるようなお仕事をされていたとことを知り仰天!
漫画ファンのみならず、釣り好きとして聞くとおもしろい話がたくさんあったので、もう少し釣りバカ桜多吾作!?のこと深掘りしてみました。
釣りはあんまり好きじゃなかった!?

桜多吾作(おうたごさく)先生は大変な釣り好きで漫画家として活躍する前から釣りをしていた人かと思っていたら、
意外にも、釣りと出会ったのはプロ漫画家として活躍している途中なのだそうです。
1977年(漫画家としてデビューしたのは1969年)雑誌テレビマガジンに連載していた野球漫画の担当編集だった加賀博義さんの誘いからがはじまりでした。
加賀さんは熱狂的な釣りマニアで、当時、桜多先生の運動不足も心配して釣りに誘ったのがきかっけらしく、
最初は行くのを渋っていたものの、すっかり釣りに没頭することになってしまったそうで、
桜多先生の生前、加賀さんは
「自分が先生を釣りバカにしてしまったおかげで漫画を描かなくなっちゃった」
と苦笑されていたとかww
根っから、何にでものめり込む性格だったこともありますが、桜多先生と釣りの相性が良かったのでしょう。
舞い込んできた釣り関連の仕事はプロアングラー並み
釣り好きに転じてから、できた作品「釣りバカ大将」の大ヒットにより
それからは釣りバカ伝(笠倉出版)を出版。
1981年から2019年までの間、スポーツニッポン釣り面で「誘遊フィッシング」を連載。
学習研究社の釣り雑誌「フィッシング」、「シーアングラ」ではレギュラー釣りリポーターを務めるww
…などなど
プロアングラー顔負けの仕事っぷりだったことを知って唖然とさせられました。
プロアングラーでもここまで仕事貰えない(稼げてない)人もいるだろうに、
ご本人も生前「漫画じゃなくって釣りが仕事だね」と言っていたそうです。
代表作はやはり釣りバカ大将

桜多吾作さんの漫画と聞くと、どうしても自分なんかは先生がはじめてコミカライズしたマジンガーシリーズの印象が強いけど
月刊コロコロコミックに連載されまたたくまに人気を獲得し、単行本にして15巻にもなった「釣りバカ大将」は
間違いなく先生の代表作でしょう。
当時コロコロコミックが想定していた読者層をはるかに上回る幅広い年齢層に支持されて多くのファンを獲得しました。
PS.
桜多吾作先生は2022年11月末に新型コロナウイルスに感染。12月12日、肺炎のため死去。
2023年1月1日、知人である作家高千穂遙さんのTwitterにより亡くなっていたことが明らかになりました。
ご冥福をお祈りいたします。

小学生の頃に釣りにめざめ近くの川でフナ、コイ、ハゼ、セイゴなどを釣っていたのをきっかけに10年前からいきなりルアーフィッシングに目覚める。ルアー釣りを楽しみながらいろんな事に気づきはじめたときに「この事を誰かに伝えたい」と思うようになり、大人になって再開したルアー釣り趣味なのでこの10年間で釣り道具に使ったお金はおおよそ軽自動車なら新車で買えるほど投資しました。その経験とおせっかいでおしゃべり!?も加わり良いことはすぐに誰かに話したくなる!みんながホントに知りたかった他では聞けない情報をお伝えしていきます。