豊洲で初競り!1番マグロに3064万円、過去には3億円超えもあったマグロ祝儀相場の歴史

今年初めてのマグロの初競りが豊洲市場で行われ、一番マグロに3064万円の値がつきました。

ご祝儀相場といわれる初競りの価格は今年は1昨年の2倍以上でしたが過去には3億円を超す値がついあたこともあります。過去の記録をたどりながら、

マグロ初競りと聞いて気になるあの人”すしざんまいの木村社長”の動向もご報告します!




2023年一番マグロを競り落としたのは…

豊洲の初競り一番マグロ
画像:日刊スポーツ

今年は青森県大間を母港に持つ「新栄丸」から持ち込まれた212キロのマグロ。

昨年30日に150本のはえ縄漁の仕掛けに掛かった貴重な1本。

新栄丸の竹内正広船長はこれで、東京中央卸売市場の初競りで獲得した一番マグロは7度目となる。

お見事の一言です!!

また競り落としたのは仲卸「やま幸」と、ミシュラン星付き和食レストラン「銀座おのでら」のコンビで2022年に引き続き今年で3度目の一番マグロ落札となりました。

新型コロナの影響もあり鳴りを潜めていたご祝儀相場価格も、今年は昨年の2倍を超える価格となりました。

この辺が相場的にも適正な価格なのではないかと関係者は語っています。

初競り相場の歴史

東京中央卸売市場マグロ初競りの歴史
産地 価格 落札者
2022年 青森県大間産211kg 1688万円 仲卸「やま幸」「銀座おのでら」のタッグで2年連続
2021年 青森県大間産2208kg 2084万円 仲卸「やま幸」
2020年 青森県大間産276kg 1億9320万円 「すしざんまい」史上2番目のご祝儀価格
2019年 青森県大間産278kg 3億3360万円 「すしざんまい」史上最高値を記録
2018年 青森県大間産405kg 3645万円 仲卸「やま幸」
「すしざんまい」は190kgの大間産を3040万円で落札。キロ単価ではこちらが一番マグロだった。
2017年 青森県大間産212kg 7420万円 「すしざんまい」が6年連続での最高値落札
2016年 青森県大間産200kg 1400万円 「すしざんまい」
2015年 青森県大間産180kg 451万円 「すしざんまい」
2014年 青森県大間産230kg 736万円 「すしざんまい」
他のライバルが落札レースに不参加したため安定
2013年 青森県大間産222kg 1億5540万円 記録の残る歴史上最高値を更新。2年連続「すしざんまい」
2012年 青森県大間産269kg 5649万円 「すしざんまい」運営のつきじ喜代村
2011年 北海道戸井産342kg 3249万円 初競り1番マグロをはじめて大間から戸井産になった年
香港のすしチェーン「板前寿司」と銀座の有名すし店「久兵衛」が共同購入
2010年 青森県大間産232kg 1628万円 仲卸「やま幸」銀座の老舗すし店「久兵衛」が香港のすしチェーン店と共同購入

気になる「すしざんまい」木村社長の動向は

2年前まで、他の追従を許さぬ初競りでの激闘を繰り広げていた、すしチェーン「すしざんまい」を経営する

つきじ喜代村の「マグロ大王」こと木村清社長は、昨年から”一番マグロの競りには参加しない”方針を表明しており、

今年は2番マグロを1038万円で落札。

部下の競り人に、1番マグロのセリに参加しないことについて「忍びねえなぁ…」とポツリつぶやいたとそうですが、

やっぱり木村社長が、すごいなと思えるのはこういうところだと思う。

派手な言動ばかりがクローズアップされるが、いく時はガッツリいくけど、自分の商売を揺るがすところまではしない

あくまで経営を主に考える賢明な判断ができる真のエンターテイナーであることは

尊敬に値します!

それでも2番マグロをしっかり落とすのはさすがと言わざるえません。