PEラインに対してのリーダーの太さ(号数)を決める際にどれにしたらいいのか迷う際に、一目で見てわかる一覧表をご用意しました。
釣り種別に一般的なPEの太さに対してのリーダーの選び方を解説しながら目安となる号数と強度を数値で表記して視覚的にわかりやすくお伝えします。
後半では釣り種にあったおすすめのリーダーをご紹介します。
昨今のリーダー強度の考え方

PEラインとリーダーの太さ(号数)の決め方は、ラインの品質向上や釣り方も数年経過すればより進化していくのに並行して移り変わっています。
太さだけでなく長さにしても例えばエギングのリーダーの長さは1ヒロ以上と言われていたのは一昔前の話で、今では1ヒロどころか半分の長さ~それ以下が標準になっています。
現在主流になっているリーダーの選び方は、PEの太さ(号数)の3倍~5倍が基準となっています。おおよそPEが1号だとすると、リーダーは3号~5号ということです。
しかし、これも釣り種において、根ズレを防止を優先するのか、ルアーの回収率を優先させるのかでも異なります。またターゲットになる魚種によっても吸い込みを良くする必要があるのか、歯で噛み千切られるのを防ぎたいのかによって変わってきます。
ここからは、簡単な選び方とPEとリーダーの太さ(号数)を釣り種別に分けて表にまとめてみました。
青物(小型~中型)やシーバスのリーダーの太さ(号数)

サバやタチウオからサワラやハマチ(イナダ)、シイラ、カツオクラスまでの中型青物やシーバスをメインにしたリーダーの太さの決め方の目安となります。
一番汎用性が高い選び方で、ライトショアジギングやヒラメなどのフラットフィッシュから、チニング、サクラマスなどにも応用ができる基準です。
小型のカサゴやメバル、ソイなどにも磯など岩礁が多い場合にはおおよそ適している決め方です。堤防など比較的障害物が少ないと思われる場合1段下げても良いでしょう。
※メーカーによってもポンド(lb)と号数表記の基準が異なるため、メーカーを跨ぐと選定方法が曖昧になってしまうので、目安としてお考え下さい。
ここではシーガーのプレミアムマックスの数値を基にして表記しました。
【参考文献】シーガー プレミアムマックスショックリーダー
PE太さ(号数) 強度(lb) | リーダー太さ(号数) 強度(lb) |
---|---|
0.6号 約14lb | 2.5号~3号 (約14lb~17lb) |
0.8号 約16lb | 3号~3.5号 (約16~18lb) |
1号 約22lb | 5号~6号 (約22~25lb) |
1.2号 約25lb | 6号~7号 (約25~28lb) |
1.5号 約30lb | 7号~8号 (約30~34lb) |
シーバス ラインの最適な太さ?何号?
大型青物やハードロックフィッシュのリーダーの太さ(号数)

ブリやヒラマサ、大きさにもよりますがカンパチなど大型青物と大型のマハタやキジハタ、クエなどのハードロックフィッシュのリーダーの太さ(号数)の目安です。
同じハードロックフィッシュでも小型~中型の場合は上で紹介した中型青物とシーバスの目安で十分適応できると思います。
ブリの類の青物や大型のハードロックフィッシュになると、その大きな巨体でグングン根に潜り岩礁の奥へ入り込んで行こうとします。根ズレ対策を基本に太さや長さを決めるのが無難です。
PE太さ(号数) 強度(lb) | リーダー太さ(号数) 強度(lb) |
---|---|
1.5号 約30lb | 7号~8号 (約30~34lb) |
2号 約40lb | 10号~12号 (約40~50lb) |
3号 約50lb | 12号~14号 (約50~60lb) |
バイトリーダーについて
サワラやタチウオ、バラクーダなど歯が鋭い魚は普通に強度を保ったリーダーを選んだとしても歯でかみちぎられてしまう場合があります。
そういった場合にはPEと結束したリーダーの先に、さらに倍のリーダーを結ぶことで予防する方法があります。
ほかに金属製のワイヤーリーダーを使う方法もありますが、その場合ルアーが見切られやすく食いが渋くなると思っているので僕はあまりおすすめしていません。
リーダーが5号(約22lb)だとすると、その先に10号(約40lb)のリーダーを結束します。このことをバイトリーダーといいます。
長さは30cmほどで、先っぽに電車結びやブラッドノットで結束します。
サゴシや指4本程度のタチウオならば気にしなくても良いですし、90センチクラスのサワラでもドラゴンでも切られないこともあります。これも面倒であればなくても構いません。
ただし切られるときは、想像以上にスパッと一瞬で切られます!破断した断面を見てもカッターナイフできったかのように見事に切られます。
不安な方だけ、もしくは絶対釣ってやる!という強固な意志の方は試してみてください。
エギングのリーダーの太さ(号数)

エギングの場合のリーダーの太さの決め方は、他の釣り種よりも若干細めを選ぶのが一般的になってきています。
磯や藻場、消波ブロックなどのアオリイカの居着きやすい場所を狙うときのために根ズレ防止の考え方もありますが、イカは餌木を抱いてから根に入ることはしないので、
それよりも微細なアタリを取りやすくするために潮流などのわすかな影響でも感度が落ち判断しずらくなってしまうので、水や風の抵抗を受けにくい細いものを選ぶのが良いと思います。
これも諸説あってこれがベストというものはないので目安としてエギングのリーダーの太さに迷った場合の参考程度に考えてもらえれば嬉しいです。
PE太さ(号数) 強度(lb) | リーダー太さ(号数) 強度(lb) |
---|---|
0.6号 約14lb | 1.75号~2.5号 (約8.5lb~12lb) |
0.8号 約16lb | 2.5号~3.5号 (約12lb~16lb) |
1号 約22lb | 3.5号~5号 (約16lb~22lb) |
【エギングリーダー参考記事▼】
釣り種別おすすめショックリーダー
おおよそのPEに対するリーダーの太さをご覧頂いたのでこれから釣り種別におすすめのリーダーをご紹介します。
実際に自分で使ったことのあるものの中から厳選しました。
中型青物、シーバスなどにおすすめリーダー
シーガー プレミアムマックス ショックリーダー
釣具店でも、おすすめのショックリーダーと聞かれた時に最初に出されるのがこれ!
通販でも常に人気のルアー釣り用ショックリーダーのシーガープレミアムマックス
汎用性が高くて中型青物を対象としたライトショアジギングやシーバス、チニング、バス釣りでこれでリーダーが破断したことは一度もありません。
シーガー グランドマックス ショックリーダー
プレミアムマックスで十分だと思いますがグランドマックスの場合、より細くてより強くできているのでハイプレッシャーな場所や冬場の時期など食いが渋い時期などに、リーダーも同じ強度を持ちながら細くすることも可能なため、応用範囲は広くしかも長持ちします。使い分けにより釣果アップが図れます。
バリバス VEP ナイロンショックリーダー
元々PEは直線強度に強く伸びないため感度には優れるものの、トップウォーターなど吸い込みに追従する役割を求めたり、マグロなどの大型青物の強い引っ張りを吸収できる性能をリーダーに求める場合には”伸びるナイロン”のリーダーが適しています。
フロロやPEと違い柔らかく塩分の強い海水では劣化しやすいのですがこちらはソルト用に開発された強化ナイロンリーダーです。ナイロンリーダーでイチオシ。
シーバス ラインの最適な太さ?何号?
中型~大型青物のおすすめリーダー
シマノ オシア ジガー リーダー マスターフロロ 50m
特にオフショアのジギングシーンで絶大な人気を誇るシマノオシアジガーのジギング用フロロカーボンショックリーダー。
強度に優れた超高分子量「マスターフロロ」採用し通常のオシアシリーズとは一線を画す。「しなやかさ」と「衝撃吸収性」を高次元で両立させた凄いやつ!
2層構造になっており、太くてもスプールへの馴染みも良く芯を固く、表面を柔らかくすることで大物を掛けてからも粘る追従性を発揮してタックルへの負担も減らせます。
エギングにおすすめショックリーダー
ダイワ エメラルダス リーダー エクストリームⅡ
アオリイカなどザラついた触手で餌木を抱え込む場合、リーダーにもハリと特殊なコーティングが求められます。色を識別しているとも言われているためクリア系がおすすめです。信頼あるメーカーで性能、カラーともに僕のイチオシです。
【エギングリーダー参考記事▼】

小学生の頃に釣りにめざめ近くの川でフナ、コイ、ハゼ、セイゴなどを釣っていたのをきっかけに10年前からいきなりルアーフィッシングに目覚める。ルアー釣りを楽しみながらいろんな事に気づきはじめたときに「この事を誰かに伝えたい」と思うようになり、大人になって再開したルアー釣り趣味なのでこの10年間で釣り道具に使ったお金はおおよそ軽自動車なら新車で買えるほど投資しました。その経験とおせっかいでおしゃべり!?も加わり良いことはすぐに誰かに話したくなる!みんながホントに知りたかった他では聞けない情報をお伝えしていきます。