ブラックバスの生態についてバス釣りに役立つ習性と季節ごとの行動パターン

バス釣りに役立つブラックバスの生態について、お話ししていきます。

ゲーム性が強いバス釣りにおいてブラックバスの生態や習性を理解することは釣果アップにつながる大事な要素ですが、実釣に照らし合わせてみるとどうも噛み合わない事もあります。

一般的に言われている研究結果からの理論にこれまでの実釣体験とを組み合わせて釣るための知識をわかりやすく解説します。




ブラックバスの生態と特徴

バス釣りで安定的に釣れるようになるために、まずはブラックバスの生態を知ることからはじめましょう。

このあと解説することを覚えてこれからの釣行時に役立ててください。

 

ブラックバスは獰猛な肉食系

画像:Youtube

ブラックバスはご存知フィッシュイーターと呼ばれ、小魚を丸呑みして捕食する肉食系です。

ブルーギルや稚鮎にワカサギなど、その野池や湖に生息しているベイトの種類で主食となるエサは異なりますが、同じ場所に棲むブラックバスの約70%は同じエサを食べていると言われています。

またブラックバスは小魚のほかに、エビやザリガニなどの甲殻類に、ミミズ、カエルやイモリなどの爬虫類に、セミやチョウなどの昆虫類も捕食する獰猛な肉食魚です。

ブラックバスのルアーには、水面に浮くカエルやセミの形をしたものなど、さまざまな生き物に模したものがあるのは、こういった”何でも食べる”という習性を生かして考えられた釣り道具であることがわかります。

エサは多種多様。食えるものならほぼ何でも食べる。

 

ブラックバスは光を避け物陰に隠れる

画像:istock

ブラックバスの顔つきを思い出してください、黒くまん丸な大きな瞳が左右に張り出しています。ブラックバスは瞼(まぶた)を持っていないので光が眩しいと感じるとその場所を避けるしかありません。

水温が低いのは苦手なのに太陽光がガンガンに照らされている光の多い場所も実は苦手です。

そのため日の光が遮られるカバーやストラクチャーに移動し、物陰に潜んでいます。水中にある倒木(レイダウン)のそばや、スタンプの周り、オーバーハングの下にいることが多いのはこのためです。

また、人間でもカフェなど飲食店に入った時に入り口付近よりも奥まった個所の隅っこのほうが落ち着くことありませんか?

それと同じくだだっ広いオープンな場所よりこのようなストラクチャーのそばで身を寄せている方が安心していられるともいわれています。

暗がりのディープ(深場)とエサのあるシャロー(浅場)を行き来する

ディープとシャローを行き来する

これら身を隠せる場所が近くにない場合、光が届きにくい水深の深い場所へ逃げていきます。ですが深場にはブラックバスのエサとなる生物はほとんどいませんから、当然浅瀬にもエサを求めてやってきます。お腹いっぱいになるとお、また深場へ移動します。

また水温の変化にも敏感で、浅場と深場を行き来するのは温度変化による動きで単純に、日が差す日中は浅瀬でも水温が日光で温められるため岸近くまであがってくるとの説もあります。

これらの習性を踏まえると、永遠同じポイントばかり狙い撃ちしても釣れないこともわかってきます。

その場、その時の水温、水質を見極めてピンポイントに絞っていくことも大切です。

 

ブラックバスは音に反応する

画像:Crow Survival

ブラックバスは音に反応し、食欲を刺激されると言われています。

カエルが水面を飛び跳ねる音や、昆虫が木から落っこちた音、甲殻類が触覚やハサミをカチカチさせる音などを敏感に捉えているとされています。

それらを感知すると、警戒心の強いバスも近くまで様子を伺いに行く修正があります。

人間の足音や声では逃げていくだけに音の違いとか、周波数みたいなもので見極めているのでしょう。

バス釣りのルアーにはほかの魚種と比べてもラトルやノイジー系など音でアピールするルアーが多いのも納得できます。

エサが発する音に反応する

 

ブラックバスは共食いする

画像:Louisiana Sportsman

あと興味深いのはブラックバスは共食いするということが挙げられます。

釣具屋さんに並んでいるバス釣り用ルアーを見た時に、ブラックバスを釣るのにブラックバスカラーのルアーがけっこうあることに気づいた方もいると思いますが、理由はそのためです。

孵化させた自分の子供たちもいとも簡単に食べてしまうほどだと言われておりますが明らかな理由については解明されていません。

肉食獣であるトラやライオンも死んだ我が子を食べてしまうことも知られていますが、同じような肉食魚のブラックバスも生をつなぐための必要な手段なのかもしれません。

こうした奥の深い習性を持ったブラックバスを釣ろうと思っているのですから、タックルなどに拘る以前に生態を理解したほうが釣果を出しやすいと思います。

ブラックバスはブラックバスでも釣れる

ブラックバスの習性と行動パターン

画像:Pixabay

季節ごとの水温の変化などによる行動パターンの違い
季節の移り変わりによって刻々と変化する気温や水温などによってブラックバスの行動パターンも変化します。

狙って釣りたい時期で異なるブラックバスの主な行動パターンを理解してバス釣りに生かしてください。

 

春のブラックバスの行動パターン

春のブラックバスの習性としてよく知られているのは産卵期のスポーニングです。

産卵ばかりが際立って情報が流れていますが、この時期のブラックバスはオスとメスによって異なる行動パターンをします。

メスは卵を産み付けた後は巣を離れ身体を休めることに専念します。これがアフタースポーンと呼ばれる時期です。

このときオスは卵を守るために卵に近づくものを寄せ付けないように行動し始めます。これがアフターの時期のオス特有の行動「威嚇」です。

このときにオスは活発に行動しているように見えますが捕食行動は積極的ではない時期になります。

春バスにはライトリグが効果的と言われるのはこのためです。

 

夏のブラックバスの行動パターン

一般的にいうハイシーズンに入るため春からの体力を回復させたブラックバスの活性が上がる時期に入り、果敢にエサを捕食するようになります。

先に説明した生態のとおり、活発になりエサを求めて岸近くの浅いところに来る確率も高くなりますが、一方で水温の高すぎる場所や光を避けるために日中は、シェード(日陰)や、ディープ(深場)、または常に新鮮な水で攪拌されているインレット(水の入り口)などが狙い目とまります。

このため朝マズメや夕マズメ、夜釣りなどに釣果が期待できる季節になります。

 

秋のブラックバスの行動パターン

秋になると気温の低下とともに下がった水温がブラックバスがもっとも快適に過ごせる

適水温の21度前後(18度~24度と言われています)になり活性がアップします。

その分これまで特定の場所に居たブラックバスもアクティブに行動し始めるため広範囲に散らばってしまうため居場所やその日の行動パターンが掴みにくい時期でもあります。

このため広いエリアを素早くサーチできる巻物系ルアーが有効となる時期です。

ここでは長くなるので詳しくは説明を省きますが、秋はいいことばかりだけでなくターンオーバーと呼ばれることが起こり、そうなるとブラックバスの活性が下がってしまうこともあります。

好みの釣り方があるので、一概には言えませんが自分の中ではいちばん釣りやすい時期だと思っています。

 

冬のブラックバスの行動パターン

水温が下がりブラックバスの活性も1年中で最低になるのが冬。基本的に釣りにくい時期でデフォルトが”釣れない”と考えてもいいくらいです。

水温が比較的浅瀬より安定しているディープ(深場)に落ちていき捕食行動をあまりとらなくなるため釣りにくくなります。

ただし体力のある大型のブラックバスほど冬場でも、日中日差しで水温が温まりやすいシャロー(浅場)に残っている個体もあり、これが冬は数打って1匹釣るとデカバスが多いと言われる所以です。

冬の一発!デカバスを狙うには日当たりが良く、水が動いていない場所が狙い目です。

活性が低い時期なのでエサを目の前に届けてやる、リフトアンドフォールやシューティングなどのリアクションの釣り方が有効になります。

ブラックバスの生態まとめ

ここまでブラックバスの生態と習性から、季節ごとの行動パターンを解説してきましたが何となくでも、頭の中で今度行くバス釣りの攻略法がイメージできたのではないでしょうか。

このようにルアーやタックルの勉強をするのもいいですが、釣りたい相手のバスの性格を知ることの方が釣りには大事なことがお判り頂けたかと思います。

もっと詳しく細かに知りたいと思われた方のためにもここでお話しした季節の行動パターンなどこれからもっと掘り下げて記事にしていきたいと思っています。お楽しみに!