ヒラメ釣りおすすめメタルジグ厳選7つ! 選び方とここぞで使い分けできる異なる推奨品をご紹介

ヒラメ釣りに使用するメタルジグのおすすめをご紹介しているサイトやブログはいくつか拝見しますが、おすすめが多すぎてどれにしたらいいのか、ホントに釣れるのはどれなのかがわからない?

そういった経験をされたことないですか?

そこを解決するために自分がこれまでの実釣経験から得た体験を元に数ある種類の異なるアクションなどの性能の違いや癖を考慮して「これだけ持っていれば大丈夫」というヒラメ釣りに”使える”厳選メタルジグだけおすすめする理由とともに紹介します!




ヒラメ釣りでメタルジグが有効になる状況

ヒラメ釣りをメタルジグだけで釣ろうと思っている人はちょっと損していると思います。ヒラメ釣りのメインはジグヘッドやミノーやシンペンをパイロットルアーとしてローテーションしていくほうが釣果は伸びます。

控えとしてのメタルジグと考えた方がヒラメ釣りのテクニックも上達します。そこでメタルジグの有効な場面とはどんな状況なのかお伝えします。

 

風が強いとき

ヒラメ釣りでメタルジグを使う状況
横からの風が強いときなどは、空気抵抗の多いミノーやシンペンだと風にラインごと拭かれて飛距離が延ばせなくなり、一旦着水させてリトリーブしてもうまくコース取りやレンジキープできなかったりすることがあります。

そんなときにはよく飛び、ストンと狙った場所に潜ってくれるメタルジグの出番です。

 

潮の流れが速い場所


届く範囲の手前側に潮目がありその周辺だけヨレができていたり離岸流の奥から通す場合、仕掛けが水流に負けて流されてしまう状況もあります。

そのような状況ではメタルジグかシンペンに変更するのがベターです。

 

沖のブレイク(小さめジグで飛ばしたいとき)

ヒラメ釣りでメタルジグを使う状況
ここぞの遠投性能と潜航能力を生かしてミノーなどでは届かない沖のブレイクの奥まで飛ばしたいときメタルジグを使うとあっさりルアーを送れる場所が多々あります。

そのような場合はブレイクの奥へ投げてそこからブレイクラインを丁寧に引いてきたいので、遠投性能はもちろんですが、潜り過ぎないただ巻きに強いメタルジグを選びます。

メタルジグの選び方:重心の違い

メタルジグの重心の違い
画像:Amazon

ヒラメ釣りに適した重心バランスは2種類だけ
メタルジグはただの鉄の塊ではな重心がどこにあるのかで、飛距離やアクションの出方が異なります。

僕が基本的にヒラメ釣りに用いるのは2種類です。

リアバランス

いたってオールマイティーなタイプで、重心が後方(ジグが飛んでいく方向)にあるため飛距離が出せ、ただ巻きなどの垂直移動やストップ&ゴーが得意。

また風の強い状況でも良く飛んでくれて、流速がきつい場所でもボトムタッチもあやふやにならずに素早く潜ってくれるので底取りも楽チン!

初心者の方でも扱いやすいと思います。

センターバランス

重心がジグの中央に位置するセンターバランスのメタルジグの特徴は、フォール中のアピール能力!
飛距離こそリアバランスに及ばないものの、このゆっくりと沈んでいきフォール中にもメタルジグの存在を長くみせることが可能なのです。

ヒラメはフォール中のバイトか、着底直後のタッチ&ゴー直後がもっともバイトが多いのでこれが効果テキメン!

中央に重心があるので水平姿勢のままヒラヒラとヒラを打ちながらフォールするものもあります。

魚種の異なるショアジギングで使うそのほかの種類やタイプについてはSJMさんが解説してくれている記事があります。ご興味ある方はそちらを参考にどうぞ↓

メタルジグの選び方:形状とアクション


メーカー違いの同じ種類はいらない!
まっすぐスリムなメタルジグから、腰高のファットな木の葉型やスプーン形状などさまざまな形状の違いはリーリングしたり、ジャークを入れたりすることで起こるアクションの違いに直結します。

同じような形状、バランス設計でもメーカーによって個性があります。ここがメタルジグを選ぶのに最も迷う個所だと思います。

同じ特性を持たせるよう設計されているものであるなら、メーカーの違いによる若干の違いなんて無視でいいです。

そうしないと、全メーカー、全種類を試さない限り誰にもどれが一番釣れるかなんてわかりませんから…。

メタルジグを選ぶときの欲しいバリエーションの考え方の目安は

ただ巻きで使うメタルジグ
リフト&フォールなどフォール中心に誘うときに使うメタルジグ
小粒で飛距離が欲しいときに使うメタルジグ
ジャークしたときにアピールできるメタルジグ

など…。使い分けで欲しいジグを選ぶだけでいいです。そのあとにメーカーとか好みのカラーのラインナップだとかで探せば迷わずに済みます。

メタルジグの選び方:重さ

メタルジグの重さは、ヒラメ釣りでは僕の場合、30gを中心に選びます。

だいたい28g~32gとかの中から、底ズルしない重さ=ボトム直上から少し上をトレースできる重さを選ぶのがヒラメ釣り向きです。

ポイントの水深や、潮流の加減にもよりますが、確かめ方は一旦ボトムまで沈めて軽く煽ってから任意のレンジまであげて巻いてくる途中に、一度止めてやるとわかります。

そのときに2,3秒待って底をつくようならOK。ストンとすぐに落ちてしまうようならその場所では重すぎます。

ショアからのヒラメ釣りは重たくても40gまで

堤防や地磯などから沖の水深が20m以上あるような場所でも、40gくらいまであれば充分事足ります。

重たくすれば飛ぶという考え方は捨てたほうが無難です。

長いロッドで40g以上の重ためのルアーに慣れていない人ほどロッドの反発力を生かして前へ押し出すことができずに逆に飛距離が伸びない場合もあるので注意が必要です。

メタルジグの選び方:カラー

ヒラメ釣りで使うメタルジグの場合下記のようなヒラメが好みそうな派手目のゴージャスカラー!?を中心に選ぶようにしています。

ヒラメが好むメタルジグのカラー
ピンク系
ゴールド系
グリーン
オレンジ系

基本的にヒラメは、ルアーのカラーは派手目、そしてたとえメタルジグであってもより派手なアクションが好まれることが近年わかってきたために、

そのような要素を含んだ、派手なカラーで、派手な動きをするメタルジグも数が増えてきました。

ヒラメ釣り用おすすめメタルジグ

さまざまなアクションで選んで使い分けで釣果アップ
先にもお伝えした通り同じ形状や持たせているアクションが同じでもメーカごとに個性はありますが、そこまでこだわる必要はないです。巻いて使うのか、ジャークで誘うのか、フォールで食わせるのか、その時々の場面で使い分けができるいくつかのバリエーションが揃えられていれば準備OK。

シマノ 熱砂 ウイングビーム 80HS

これをメタルジグと呼んでいいのかどうか迷う新ジャンルと言うにふさわしい新しいタイプのサーフ用ルアー。

メタルジグ並みの圧倒的飛距離と、ヘッドに搭載された鶏のトサカのような特徴的なウイングでヒラメが好むブリブリと泳ぐ派手目でワイドなウォブリングアクションをし、フォールではバックスライド気味に沈み込むため

ヒラメ釣りでリフト&フォールを繰り返す釣り方でも、ローテーションすることによって一辺倒な誘いにならなくて済むため応用範囲が広くなります。

ダイワ フラットジャンキー ヒラメタルR

サイドから見たら扁平な木の葉のような形状をした側面が水を受けゆったりとしたフォールを実現します。

活性が低いときほどフォール中心の攻略が欠かせないため、場荒れしたあとのポイントでも使えます。もちろんただ巻きやストップ&ゴーでもアクションしてくれるので、フォール中心に攻めたい時の必需品

ジャクソン 飛び過ぎダニエル

抜群の飛距離ばかりが表沙汰されていますが、ただ巻きしたときの手元まで伝わる小刻みな波動はメタルジグにしては秀逸。メタルジグというよりはメタルバイブに近い感じです。ちょっと癖のあるタイプ。

ただその分”釣ってる感”は得られやすいのでヒラメ釣り初心者にはメタルバイブレーションの延長線上だと思えば扱いやすいのではないかと思います。

アイマ ガン吉

今回おすすめするメタルジグの中でもバーサタイルに使える汎用性の高い性能が持ち味。初心者の方はまずこれから使いこなせるようになるのがいちはやく釣果を出せるきかっけになるのかと思います。

速巻きだとブリブリ泳ぐウォブリングアクションするのですが、逆にスローでもスラローム系のアクションもして一定のレンジをキープ。そしてフォール中はヒラメを誘うヒラヒラ舞いながら落ちていきまさに万能型

オーシャンルーラー ガンガンサーフ フラッター

とにかく安い!根掛かりが勃発するような場所では、あまり高いメタルジグだと躊躇してしまうような場面でもこれならおおよそ通常のメタルジグの半値なのでガンガン投げまくって釣りができる。

スピンビームなどと同じくヒラメ用に前後のトレブルフック搭載型で、スリム形状の後方重心なためただ巻きでの尻振りアクションもする

25gからラインナップがあるが一番上の40gでも売価が680円とコスパは高い!

シマノ 熱砂 スピンビーム

ヒラメ釣りをここまで切り開いた第一人者の堀田光哉さん監修のもとに生まれたザ・ヒラメ専用メタルジグ!
堀田光哉さんのyoutubeでも頻繁に登場することからご本人の溺愛ぷりもうかがえます。

このスピンビームの凄いところは一般的なジャークを繰り返して使うメタルジグと一線を画すところ。ただ巻きで使えるし、得意は止めてもス~ッとまっすぐに手前に泳いでくるストップ&ゴー

頭から噛みついてくるヒラメのミスフッキングを防げるツインフックもメタルジグにしては珍しく、まさにヒラメのために開発されたメタルジグです。

ブルーブルー シーライド

スプーンと三角バケを合わせたような独特の形状をしたスイムジグと呼ばれる泳ぐタイプのメタルジグ。

ヒラメで使う場合、ラインとの結束をリア側のアイに通すいわゆる「逆付け」にすることでジャーク後やストップ&ゴーの止めた時にバックスライドフォールはこのシーライドだけの特権のようなもの、これがフォールに口を使うヒラメをどうやら狂わせるようです。