秋のヒラメの釣り方!水温やポイントからパターン別おすすめルアーを解説

秋のヒラメ釣りの季節がやってきました。秋のヒラメの特徴から判断する目安や釣り方を解説。文末でおすすめルアーも紹介します。

この時期ならでは気難しい気候変動を読み取って上手にヒラメ釣りに生かす方法もあります。

ぜひ最後まで読んで秋のヒラメ釣りシーズンイン前に身体に叩き込んでおいてください。




秋のヒラメ特徴

秋のヒラメの特徴
画像:pixels

少しずつ水温も下がっていく時期に近づくと徐々にヒラメの活性も上がって気温も水温も高くて釣りにくかった季節も終わり、釣れやすくなってきます。

秋はヒラメの適水温になることもひとつの理由ですが、エサとなる小魚(ベイトフィッシュ)の回遊が活発になる季節に入り、勢いがついたところに大好きなベイトが近くまで泳ぎ回ってきてれるという絶好のヒラメにとって絶好のシーズンであるためヒラメも釣りやすくなるというわけです!

9月~10月中旬くらいまでは充分数釣りが楽しめます。さらに秋が深まって冬支度し始めると、晩秋にはいりはじめると段々とヒラメの個体自体が大きくなりサイズアップが期待できるようになってきます。ヒラメは気温が低くなるほど脂がのって食べても美味しくなていきます。

秋ヒラメの釣りシーズンを予想する目安

画像:PhotoAC

人が肌身や感覚で季節を判断して「もうすぐ秋だな…」とか感じるよりも海などの水中の温度は、人間が感じるよりも約1~2ケ月遅れるものと言われており、本当の意味での秋のヒラメ釣りの最盛期は10月中旬以降~です。

が、夏の終盤から最も暑かった盆休みあたりの1年のうちで最高の水温になった日から徐々に水温が下がり始めるころ。

ここが秋の到来の目安になります。

はじめの頃は数釣りを楽しんで、ゆっくりと良型のヒラメを狙っていくように釣り方も切り替えてみると2度おいしいです。

秋のヒラメが好むベイトの種類

秋のヒラメのベイト
画像:PhotoAC

秋になりヒラメが好んで食すベイトで、いちばん回遊量が多くヒラメも好んで食すのがカタクチイワシとシロギスです。

カタクチイワシ

カタクチイワシの群れが入り始めるタイミングとそれを追ってくるヒラメが入るタイミングはズレます。

青物やシーバスなどヒラメと同じフィッシュイーターは、イワシの回遊とともに入ってきますが、ヒラメは若干遅れて入ってきます。おそらく泳ぎが遅いのでしょう。

そのためイワシのベイトがいる場所を見つけてもヒラメ狙いなのに違う魚が掛かることもありえます。…ヒラメ以外の他のフィッシュイーターたちが釣れても嬉しいですけどね…。

シロギス

秋のヒラメ釣りの時期と重なり、シロギスもまた釣れるシーズンに入り同じポイントでキス釣りに来ている人と鉢合わせることもあるほどです。

ただし上記で説明したカタクチイワシなどと比べるとヒラメはイワシに着きやすく、どちらのベイトも近くで確認できるならばイワシに合わせたパターン攻略が有効になります。

秋のヒラメの釣り方

秋のヒラメ釣り方
画像:Active Angling New Zealand

 

見方にしたい雨と気圧変化

ヒラメ釣りは他の魚種と同じく気圧が下がれば活性が上がります。そのため雨の前後などは絶好のチャンスです。

またこの時期は台風が多くなる季節でもあり、台風が接近すると気圧も下がり海水がよく攪拌され潮もよく動きます。

台風前がベスト

台風が直撃してしまうと大雨で波も高くなり釣りどころか身の危険まで及ぼしかねません。また台風のあとはまだ海も荒れていることが多く河川からの土砂の流出によって水も濁り、短くても4,5日あけてからでないとまともな釣りができないこともあるので、ヒラメ釣りの釣れるタイミングとしてみるならば台風の前がいいです。

 

秋のヒラメ釣りのポイント

秋は気温ともに水温が“徐々に下がる”時期であってまだまだ夏の余韻が残っています。ですから水温が下がっている日もあれば、早秋では逆戻りしている時期もあるので、水温がまだ高め。

そういった場合、ヒラメの通年ポイントのサーフよりも一定の深さがある堤防のある港湾部のほうが釣れることが多いです。

 

ルアー選択と動かし方

秋のヒラメ釣りにはアピールが強めのミノーやシャッドテールで強アピールのジグヘッド+ワームが有効的になります。

またカタクチイワシやキビナゴなどの小型のベイトにマッチさせるためにタングステンで小さめのメタルジグの早巻きもいいです。

また秋の日の当たる日中ではバイブレーションもデイゲームのヒラメ釣りに効果的です。

秋のヒラメ釣りおすすめルアー

秋にヒラメ攻略に常備しておいたほうがいいおすすめルアーを厳選して3つパターンと種類に分けてご紹介します。

秋のヒラメ釣りイワシパターンにおすすめルアー

ダイワ鮃狂(フラットジャンキー)ロデム 3TG
サイズが大きすぎず小さすぎずの全長7センチの食わせサイズのロデムの3インチ。サイズダウンしても同じ比重を保てるタングステン仕様。活性が上がりきらない9月いっぱいまでのヒラメの数釣り目指すなら、この時期のベイトライクなサイズのこのジグワームがおすすめ!

秋ヒラメのベイトが小さいカタクチイワシなら!

ハヤブサ ジャックアイTG
言うなれば、これは小型のメタルジグなのだが、カタクチイワシといっても4,5センチほどの小さなイワシの群れのときや、そういった場所もある。そんなときにはマッチザベイトで小ぶりなメタルジグの早巻きが抜群に効く!

秋のヒラメ釣りのシロギスパターンのおすすめルアー

デュオ ビーチウォーカー ファルクラムライト95
遠浅のサーフでシロギスが釣れる場所でのヒラメ釣りならこのルアーがおすすめ!
9月初旬から10月くらいまではファルクラムで、晩秋から冬の気配がしはじめたら一段アピールの弱い弟分のアクシオンがおすすめです。この写真のカラーはシャインピーチグローです。

秋のヒラメ釣りは戦略的に挑もう!

秋ヒラメ釣り
画像:SaltSTRONG

秋は他の季節と期間は同じですが、前半と後半ではまるで状況が変わってきます。

その分いつも通りの場所でいつもの釣り方でヒラメに挑むより、釣行前から、戦略を立て、戦術を組み立ててから行くのが釣果につながりやすくなります。

ポイントの潮、水温、はたまたそこで今の状況でどんな釣りをして、数釣りなのか良型狙いでいくのかなど作戦準備をおろそかにしないよう心がけましょう。